おとなの発達障害…「ふつう」ってなんだろう

他の人と何かが違う。でも、何が違うの? 私、おとなの発達障害です☆☆ 

映画:荒野にて

☺☺☺

 

チャーリーは、まだ15歳

 

父子家庭で、貧しく、学校に行かず、

 

競争馬のお世話のアルバイトを始める男の子です。

 

 

彼には、自分の背丈よりも大きな「孤独」が、

 

いつも自分の周りにいて、一緒についてきていました。

 

そこが私にとって、すごく共感でき

 

見て良かったなぁ って、思いました。

 

終わった後、なんだか自分の中の 

 

よく分からないものが、

 

形になってくれたような感覚で、

 

何て言うか、すっきりしたような気分になりました。

 

 

 

 

チャーリーは、毎朝(かな?)家の近くをジョギングをします。

 

チャーリーにとっては、

どうして自分がこんな人生を選んできたのか わからない。

 

でも、確かなのは、

お父さんも、幼い頃に逃げたお母さんのことも、好きって事。

 

 

当たり前のように、両親がいて 学校に行って、安心できる家があって

周りの子と似たような環境で…

そういう現実があると思っていた。 

 

でも、なぜか、

自分はそうじゃなかった。

 

小さい頃に、家を出て行ったお母さんの事や

 

よく恋人をつくって家に連れてくるお父さんとの生活とか

 

お父さんと喧嘩して、疎遠になってしまった親切な叔母さんの事を考えて

 

じっとしてると、

 

色んな事を考えるから、毎朝ジョギングをする。(と、思う。)

 

走りながら、流れていく外の景色を見て、

 

自然の中で過ごしていると、そんな答えの出てこない事を、考えなくてすむ。

 

スッキリもする。

 

 

安心した居場所がないから、

走らずにはいられない。

 

とりあえず生きて行かなきゃ

 

巨大な孤独と共に

 

自分の居場所を見つけるために

 

歩くしかない

 

進むしかない

 

自分に出来る事を、するしかない

 

そんな映画でした。

 

すごく共感を持てました。

 

 

競争馬のピートと触れ合う中で、チャーリーは馬が大好きになり

 

いつしかチャーリーにとって、ピートは友人・家族のような存在になります。

 

わかります✨(´Д⊂ヽ

 

動物って、温かくて、生きていて、純粋で、

お世話をすると答えてくれて

家族のような感覚になりますよね✨

 

 

お父さんの死後、

唯一疎遠の叔母さんだけが 頼りで、

 

 

何とか生きて行こうとするチャーリー

 

とにかく自分の居場所を探して

叔母の家に辿り着くために

生きて行かなきゃいけない

 

生きる生命力ってこういう事なんだろうか

「生きたい」っていう気持ちよりも、

とにかく必死で前に進みたい

自分の安心できる居場所に、一歩でも近づきたいっていう

その本能が、

自分の体を動かして

知らない所でも、

知らない人とでも、

やった事ない事でも、

やっていく。

長いトンネルを、両手でもがいて進む

それしか思いつかない。

 

私には、チャーリーがそんな風に見えました。

 

 

叔母さんがいい人で、本当に良かったなと思いました。

 

叔母さんの家で暮らし始め、

これまでの色んな事、ピートの事や、お父さんの事、

夜いつもうなされていたチャーリーに、 

 

「怖い夢も、なくならないけど、良くなって行くから」と話をした

叔母さんの、その言葉

 

すごく好きでした(*´ω`*)✨✨

 

 

 そうですね。

 

怖い夢も、過去の辛かった事も、起きた事は無くならないけど

でも、良くなって行く。(変えていける)

 

きっと、辛い出来事も、いずれ自分の考えや価値観を広げてくれる良い経験になるんだろうし、

 

それって、自分にしか持てない感覚だから、

他の人が真似できないし、

同じ成長もできないし って思えたり

 

 大人の立場になった時、誰かを守る立場になった時なんかに、きっと役に立つと思うし… 

 

 

 

 

 

 

新しい場所で、ジョギングをしながら、

 

 

辛くて苦しかった過去を、上塗りするように

 

この景色を目に焼き付けていく朝。

 

ラストシーンがすごく印象的でした。

彼の第2の人生がステキなスタートになるといいですね。