映画:魂のゆくえ
映画:魂のゆくえ
☺
主演男優賞や脚本賞などを獲得した映画です
宗教の要素が色濃く、私は無宗教なので、内容の理解が難しかったです。
でも、話の内容は深いんだろうな~ と思いました。
初めから終わりまで、
低く
重く
暗い感じのトーンです
主人公の牧師さん(トラー)は、牧師さんなので、いつでも神の話をします。
皆の悩みを聞いて、そして応える。
でも自分の生活自体は不摂生…
過去の事が大きなストレスとなって(かな?)
毎日アルコールばかり飲んで
体も壊しつつあり
もがき苦しんでいる感じです
メアリーは妊婦さんで、夫(マイケル)は熱心な環境保護活動家
地球の抱える未来は絶望的だ
こんな場所で子供を産むと、子供が苦労するだけだ と、
メアリーの出産を望まず、自分も自殺してしまいます。(T_T)
夫マイケルから、相談を受けていたトラーさんは、
マイケルの死に直面したこと、
彼の悩みを上手く共有してあげられなかったこと などなど
色々考えながら、環境問題についてネットで深く調べるようになり、
当の教会に献金をしている会社が環境破壊をしているのも知ったりして、
更にトラーさん、気持ちが重く (私の気持ちも重く…)
(環境問題に関しては、極端だったので あまり実感もなく、ちょっとわかりにくかったです。)
彼の気持ち、なんとなく こんな感じかな?って、私の主観で書いてみると ↓
神様は 私達のために 地球を造ったのに、
私達は 地球を壊している。
そして、それを許してほしいと神に祈る。
(許せるかっ!と思いますよね)
牧師は正しい事、善悪の判断をして、迷える人達の前に立って、皆を導いていかないといけないのに、 何をしているんだ? (←と、怒っている)
って感じに見えました。
そして、そんな悩み深いトラーの相談を聞いた、上司らしき牧師さんは、
いやいや、
慈悲深いと有名な神も そんなやりたい放題な人間を必ずしも許さなかったじゃん。
ノアの箱舟あったでしょ みたいな返事をしたから大変。
トラーの教会が250周年記念式を行う日に、
トラーは自爆ベストを来て、沢山人が集まる中で、皆を道連れに自爆しようと準備します。
売り言葉に買い言葉みたいな感じでしょうか それとも煮詰まった結果でしょうか
でも、そこにメアリーも参加している事を知って(メアリーは爆発に巻き込みたくなかったんですね)
突然動揺し、自爆計画は崩れていきました。
そんなことしちゃダメだよ って言う神様の合図だったのかもね。
予定変更…
イエス・キリストが頭に巻いていた いばらの冠みたいなもので 自分の体をぐるぐる巻きして
洗剤を飲んで自殺を図ろうとします。
すると、メアリーがトラーの部屋に現れ、二人は熱い抱擁&キスで、明るい感じの雰囲気になって終わりますが、
あれは幻覚みたいですね。
もう実は洗剤飲んで自殺していて、
メアリーの場面は現実では無くて
メアリー(新しい命を身ごもっている女性=神聖)という姿の天使が、彼の前に現れた。
せめて、明るい天国へ行けたのが(行っている設定ですが)、良かったところです。
中途半端に見える最後のオチがわかると
スッキリですね (∩´∀`)∩
なんだか、人魚姫の最後の場面(突然話が飛びますが)みたいな感じですね
☞人魚姫は、愛する王子様を殺せず、自分が海に身を投げて 海の泡となって消えてしまおうと思ったのですが、
心優しい人魚姫は、海の泡とならずに、天使に手を引かれて空高く昇って行きました。めでたしめでたし。
…っていう、あの最後の場面と似てました。
魂のゆくえ…
魂がどういう風になるか、誰にも分からないものですね
ふー
(((´з`)