映画 JOKER（ジョーカー）

 ☺☺

小さい頃から辛い人生を歩んできたアーサー

養子として養ってもらえるはずの親にキツイ虐待を受け、

精神的におかしくなるが、

やっぱり笑顔で過ごせるような、楽しい人生を歩みたくて

社会復帰後は、うまく人生に乗れるように頑張るアーサー

でも、大人になっても彼の周りの環境は、彼に対して悲惨で悲劇的

ところどころ、擦り切れて　裂け目が入った精神の綱が切れた時、

地下鉄の殺人者になる。

まるで、この世の中の悪を、根こそぎ追い払いたいかの様に、

銃で撃ちます。

不思議な感情と共に、なんだかスッキリするアーサー

惹かれた人との妄想、

母親の嘘

蓋をしていた自分の過去

憧れの人が憧れじゃなくなった時

理解のない人達

それを正面から真に受けて受け止める彼

人間が基本的に大事にしたいって思う事　全てが自分の手には来なくて

生きているどうしようもない一人の人間になった時

自動的にスイッチが切り替わって、

怖いものは何もなくなったように見えました。

（マラソン選手がハイになるような感じなのかな。人間の感情ってすごく不思議だよね）

精神科の薬も飲まなくなって、とても自由な気持ちになり

しかも、殺人者でいいんだと思わせるような周囲の状況

最悪な街の状況

そういうのが重なるだけ重なったら、

だれでもおかしくなると思いますが

最後、なぜか精神病院にいるアーサー

白い廊下に、血の色の人生を歩んだ（←想像）赤い足跡を残していきました。

今までのストーリーは、全部アーサーの妄想ですか？？

そして、彼の妄想からバッドマン（最後にアーサーの脳裏に映った男の子）が産まれ

彼の頭の中で、アーサーはジョーカーとして　バッドマンと戦っていくの？

ヒーロー物語自体が、彼の妄想だったりして

私には、アーサーはとても繊細な男の人に見えました。

映画３時間近く、本当にあっという間でした。

謎な部分を解釈するのが面白かったです。人それぞれ、解釈の仕方が違いそう。

でも殺害映像なんかは苦手で（そういう映像は少なかったけど！）、ちょっと気も重くなるので２回は見ないかな💦。