おとなの発達障害…「ふつう」ってなんだろう

他の人と何かが違う。でも、何が違うの? 私、おとなの発達障害です☆☆ 

アリスのままで

映画:アリスのままで 

☺☺☺

 前回に引き続き、泣くために借りた映画

 

超、個人的な意見ですが 題名が覚えにくいです(笑)

 

でも、内容は素晴らしかったです°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

泣きとしては、こちらも期待以上には泣けませんでした。(未経験だからでしょうか)

むしろ考えさせられました。 

 

 

3人の子どもたちを育てあげたお母さん

 

すごく優秀で、言語学者として大学で教授をしたり、教科書を作ってたり…

 

そんな語学に秀でたお母さんが、

 

若年性アルツハイマーと診断されます。

 

 

 この先がどうなるのか不安で、

自分で、何度も記憶の練習をします。

 

質問事項をいくつも作り、毎日それに自分で答えて記憶を保とうとします。

 

優秀なので、色々な情報収集をします。

 

施設を見学し、

ただぼーっと椅子に座って見える患者さんを見たり、

スタッフの話を聞いたり、

 

これが自分の将来になるのか

 

そう思うと怖くて

 

不安で

 

自分の作った質問に答えられなくなったら、強い睡眠薬で自殺するよう、自分にビデオレターを作ったりします。

 

 

家の中なのに、トイレがどうしても探せず失禁したり

 

言葉が思い出せないから、だんだん会話が少なくなったり

 

いつもの道に、不安を感じたり

 

ずっと座ってテレビの方を向いていても、テレビはついてなくて、頭の中で昔の思い出をずっと考えていたり

 

夜中に探し物をして興奮したり

 

 

診断による羞恥心から始まり、

思い出せない事への悔しさ、自分の無能さに対する絶望

迷惑をかけているという気後れ

ここがどこだかわからない じぶんが誰だかわからない状態に陥る時に感じる、不安と恐怖…

 

 

 

彼女の場合、遺伝性の若年性アルツハイマー

 

長男は医学院生 検査をして陰性

 

長女は 検査で陽性

結婚後、なかなか子どもに恵まれず、不妊治療でやっと授かった双子の赤ちゃん。そして母親の病気の告白。

 

遺伝性だし

なんで私が っても思うかもですね

 運命を呪ったりするかもですよね

 

母が優秀だった時には、母を尊敬し慕っていましたが、

 

徐々に記憶力が落ちていく母の姿が なかなか受け止めきれずに

 

気持ちも母から離れていって…

 

次女は 検査拒否

 

検査をして、将来を知って、やりきれなくなったり、後悔したり、恨んだり したくなかったのかな。

 

母には、いつも

お兄ちゃんお姉ちゃんのように、大学に行きなさいと言われ

 

いつも

私には私のやりたい事があり、私はそれで幸せなんだと母と口論し、(女優志望で演劇)

 

でも人間味があって、心優しくて、

アルツハイマーになってからは、母の気持ちを一緒に感じようとしたり 側にいようとしてくれました。

 

最後に、

母の側で介護をすると決めたのも、次女でした。 

 

 お父さんは

妻(主人公)をとても愛していました

でも、

妻がまだ初期症状のうちに、2人で旅行にいこうね と話していた話は、話だけで終わり

最後は 自分の社会的地位を優先させ

妻の側を離れました。

すぐ隣で、日々変わっていく妻を見て

何を感じていったんでしょうか

 

 

アリス(主人公)の頭の中は、徐々に昔の小さかった頃の記憶で満たされていき、

一番楽しかった思い出を いつもいつも思い出しながら

まるで思い出の中にアリスが溶けていくように、病状は進行していきました。

 

隣で見ている人にとっては、わからないですが

アリスにとっては、幸せな愛の思い出に浸る時間になっていました。

 

なんで、こんな病気って起こるのかな 不思議

病気の進行中はとても苦しそうですが

行く末は、どんな事を感じているのかな。

 

 

 

尻切れトンボな感じで終了した映画でしたが、

 

若年性アルツハイマーと言う病気があって

発症、進行していくと、

どういう気持ちになり、どういう環境の変化が起きるのか

 勉強になりました。

 

アルツハイマーの症状の特徴を、結構色んな場面で見せていたような感じがしました。

 

こういう事態も起こるわけだ

そうなっても 側にいる人を支えていけるか

それは、誰にもわからない。

そうなってみないと、

誰にもわからない。

 

でも、映画を見る事で、多少の未来予測はできたかな 

もし、自分の身に何かが起きた時に

ちょっとは 心構えになるのかな