おとなの発達障害…「ふつう」ってなんだろう

他の人と何かが違う。でも、何が違うの? 私、おとなの発達障害です☆☆ 

声もなく

映画:声もなく

🌝🌝🌝

 

 

口がきけない青年 テイン

 

学校に行ってない テインの妹(非常に貧しいです)

 

テインを拾って育てた 足の悪い チャンボク

(テインと別家に住んでいます)

 

 

 

 

 

テインと、チャンボクはコンビで仕事をしています。

 

鶏卵販売のほかに、犯罪組織の後処理をして生計を立てています。

 

チャンボクは、今の現状を受け入れて、自分にはこの仕事と生活が十分見合っていると思っていますが、

 

テインは、まだ若い青年なので、未来を考える事もあります。

 

ある日、ひょんな事で

 

誘拐したチョヒ(11歳の女の子)を預かる事になりました。

 

最初は動揺しますが、

 

チョヒは、意外に テインと妹の家で、楽しく暮らしていきます。

 

 

お互いが協力し、仲良くなるのです。

 

 

しかし、ずっと預かっているわけにもいかないと、

 

チョヒは、人身売買で売りに出されますが、

 

 

純粋なテインは、チョヒを心配して、連れ戻します。

 

 

そして、

 

テインはいつしか自分の未来も見たのかな?

 

もしかしたら、チョヒを助ける事で、自分達に何かしら運も流れてくると思ったりもしたかもしれなくもない

 

 

 

 

 

最後、一気に現実を突きつけられた所が すごく切なくて、

悲しかったです。(ノД`)・゜・。

 

純粋な青年なだけに、こんな人生を歩む事に切なくなりました。

 

 

 

 

 

これまで、どうしていいのか わからないまま、危うい場面をいくつもやり過ごしてきた青年。

 

未来を夢見た青年は、立派なスーツを脱ぎ捨てて、(未来を脱ぎ捨てた様な)

 

走り去る背中が、世の中と、自分に対して絶望を感じているかの様に見えました。

 

 

妹は?

 

チャンボクは不慮の事故で亡くなっているしで、

 

テインの人生が気がかりのまま、終了した映画でした。

 

 

 

 

声もなく 彼の出来事(人生)は 一つの解決した事件として

世の中のニュースの片隅に埋もれていってしまうのでしょうか。

 

 

出演者達の演技が素晴らしくて(テインも凄かった)、全然違和感なく観終えました。