映画:嫌われ松子の一生
☺☺☺
映画があるのは知っていましたが、
見た事は無かったので、
見てみました。
展開が、凄かったですΣ(・ω・ノ)ノ!
松子おばさんの死をきっかけに、甥の主人公が、松子おばさんの人柄を知っていく話。
松子さんの、すごく壮絶な人生を、すごくポップにカラフルに、楽しく可愛く見せた映画でした。
長女として生まれた松子ちゃんは、
いつもお父さんを求めます。
性別的に、女の子はお父さんを気にして、
男の子はお母さんを気にするものなのかな?(・・?
お父さんが大好きなのに、振り向いてもらえない寂しさを、小さい頃から歌で癒している様にみえました。
おかげで(?)、歌が上手い学校の先生になった松子さん。
お父さんの愛情を一心に受ける病弱な妹が、憎かったんですね(´Д⊂ヽ
それは、一生、
松子の心にひっかかってて…
亡くなった後、ようやく妹に向き合えたのが、
良かったなぁと 思いました。
お父さんと行った遊園地で見た、ミュージカル(⋈◍>◡<◍)
小さい松子ちゃんは、ファンタジー精神を たっぷり脳に焼き付けて、
それを、亡くなる時まで、胸に秘めていました。
たぶん、その憧れがあったから、
次こそは、
次こそはって…
何度裏切られても
新しい出会いに、
全力を注げたのも
あったんでしょうか。
DV作家
結婚している男性
美容師さん
ヤクザ
…
↑あなたがいるから、生きていける
もう1人ぼっちで寂しいのは嫌だ
何をされても、どんな人生になっても構わない、あなたと一緒にいたい
そんな気持ちをずっと抱えて
すべての男性を
心の底から愛していきます。
凄いなぁと思いました。
その愛を、神の愛だと呼ぶ男性もいるくらい。
全体的に、上手く別れ際を知らず、
色んな事に 抜け出すタイミングを知らず、
最後までそこに居てしまうような松子さん…
自分から どんどん先を考えて(予測して)、次々こなしていく(解決策を見つけていく)タイプではなく、
はたから見ると、いつも最後のはずれくじを引くように見えました。
どの男も、松子さんの愛を受け止め続けられず、リタイヤしていくので
可愛そうな事も沢山ありますが…(´Д⊂ヽ
ハチャメチャな人生の中、
こりずに何度でも似たような体験をしていく松子さん、
まだ全然よく知らない人に、自分の人生を全部語る松子さん、
あまり危機感を持たない松子さん、
これは、もう個人的な性格の問題かなぁと思いました。
人を殺しても、
裏切られても、
それが終われば、それまでで。
全く後を引かない性格 と言うのかな?
新しい展開が来たら、また1から新しく、それに向かって突進する人。
たぶん、その時々に、松子さんの脳みそで考えられる最善の策、それに全力を注いで生きているから、
後に残る後悔があまり無いのかもしれないですね。
共感できました。
あれ? …松子さん、…発達障害?
裏切られた人生の中、絶対に味方になってくれる心強い友達(心友?)にも出会う事ができ、
悪い事もあるけど、ちゃんと良い事もある°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
って言う流れ、
バランスって、素晴らしいですね!!
人を殺すのも
ソープ嬢として働くのも
周りから避難される様な人と付き合うのも
極端に引きこもるのも
松子さんのする事は、他の人から見たら、全部人の噂になりそうな話ですが、
知れば知るほど、主人公(甥)は、
そういう事よりも、その人柄に惹かれていきました。
亡くなった後、
蝶々になって
自由に空を飛び回り、
自分の一生を振り返り、
そして、天国への階段を上って行った松子さん。
お父さんも許して
妹も許して
生きている時には微塵もわからなかったけど、
亡くなった後は、なんで自分の人生がこんな感じだったのか全部わかったような
なんの迷いもない足取りで、
階段を上って行ったように見えました。☆彡
こういう背景があって、
こういう性格があって、
こういう出会いがあって、
それが、こんな感じの人生を歩む流れになるんだ
って、知る事ができて、この映画は好きでした。
(でも辛い場面では、胸が痛かったです💧)