おとなの発達障害…「ふつう」ってなんだろう

他の人と何かが違う。でも、何が違うの? 私、おとなの発達障害です☆☆ 

映画「火垂るの墓」

火垂るの墓  ジブリ作品

 

☺☺☺

 

最近、ストレスが溜まっていたので、沢山泣きたいなと思って 見た作品

 

もちろん泣けますが、

 

ハッピーエンドではないので、

 

気持ちが 更に重く苦しくなったような…(;^_^A

 

 

 

映画自体は、完璧ですね

 

子ども達が頑張って生きた世の中

 

子ども達の考えた精一杯の努力の仕方

 

子どもの行動やしぐさが とても伝わりました。

 

ホントに体験した人にしかわからない現実。

 

戦争中~戦後にかけては、こんな事にもなる 。

いや、もしかするとこんな事はよくある事 だった出来事かもしれないですね。

 

学校の戦争についての授業で、この映画を見た記憶がありますが

百聞は一見に如かずで 黒板授業よりもすごくよく伝わりますね。

 

親が生きていたらまた違った人生だったかもしれませんが、

 

子ども達だけ生き残った時には、

 

こういう展開も

 

あるんでしょうね。(;_;)

 

 

 

4歳の女の子 せつこちゃんと、14歳の男の子 せいた君

兄妹2人だけで、戦争中~戦後を生きて行こうとしたお話。

 

 

戦前までは裕福な家庭で過ごしていた せいた君は、

 

戦争で 両親を亡くして

 

妹と一緒に親戚のおばさんの家へ行きます。

 

でも、徐々におばさんの家が居ずらくなって

 

お母さんの貯金を下ろして 妹と2人だけで暮らし始めます。

 

横穴壕を家にして、

 

蛍を見たり

 

海ではしゃいだり

 

14歳で、まだまだ大人の要領はないんだけど、

 

でも妹と生きていくために いつも 自分が出来る事を

いっぱいいっぱい

 

頑張るお兄ちゃん。

 

でも、食べ物もお金も、月日と共に無くなるのが現実

 

妹のせつこちゃんは、

 

4歳ならでは いつも無邪気で、

 

楽しみ上手 可愛い可愛い 女の子でした。

 

 

でも栄養はどんどん足りなくなって、

 

体調を崩し 下痢が続き 皮膚も荒れて

 

最後の貯金を下ろして食べ物を持ってきた せいた君に、

 

お礼を言ったまま亡くなります。

 

1人きりになった せいた君は

 

せつこちゃんと暮らした横穴壕を後に、

 

1人駅で やせ細って 衰弱死します。

 

なんだか 「フランダースの犬」思い出しますね…(´;ω;`)

 

 

 

せつこちゃんは、お母さんを想って夜泣きしたり、

 

お兄ちゃんに いつもせつこの側にいてほしいと言ったり、

 

寂しい気持ちは大きかったと思いますが、

 

安心できる大好きなお兄ちゃんと二人で暮らし、

 

楽しい時間も体験します。

 

お兄ちゃんの大変そうな姿を見て、

 

空腹を我慢したりしますが

 

最後は笑顔で亡くなりました。

 

 

お兄ちゃんの方は、もう小さい子どもよりは色々な事がわかるので、

自分のしてきたやり方が、

こういった結末になるのも辛かっただろうし、

 

両親とも亡くなった事を知って 将来に絶望もしただろうし、

 

妹の死に直面した時の衝撃や

 

世間の厳しさも

 

1人では生きて行けない世間知らずな自分も

 

軍隊の父を尊敬していただけに、戦争に負けた事を知ったショックも 

 

全部体験して、すごく辛そうにみえました。

 

 

死後、魂で妹と再会した事が、唯一良かったなと思いました。