響 小説家になる方法
響 小説家になる方法 柳本光晴
☺☺☺
高校生の主人公(響)が、小説家になるまでの話
ベストセラー作家、ノーベル賞のワードが出てくる人物達と 同じレベルの
彼女の小説
それに周りが気づき、
世間が気づいていきます。
そんな彼女は、とても芯が強く、
図太い神経の持ち主で、
やられたらやり返す精神
相手が誰であろうと、筋が通ってない、おかしい、と思えば、
足蹴りも
殴るのも平気
自分の骨を折るのも
飛び降りるのも
…車にひかれるのも
…
こうして書くと、ちょっとすごい事する子ですが、
彼女の気持ちは何となくわかりました。(私なりに)
友達がいない時期は、全てが自分の時間として、周りからすると少々とっつきにくい所がありましたが、
部活に入り、仲間が出来てくると、
(彼女なりに)相手に歩み寄ろうとする姿勢が
強くなりました。
本や漫画が好きな私は、小説家の生活、小説家を支える人たちの様子
が
どういうものかを知りたくて、
読んでみました。
編集者の環境、取り組み、
小説家達の日々の気持ち、
小説家になりたい人々の気持ち、
そんなのが、
具体的に描かれてあり、
面白かったです。
「天才とバカは紙一重」
そんな言葉がありますが、
響にも よく 当てはまりそうですね。
高校生活を送りながらも、
大人の生活にも触れていく中で、
大人間で起こる 理不尽な事や、納得いかない事なんかに対し、
よく攻撃的な姿勢をみせます。
どんな理由であれ、
衝動的に、暴力をふるうのは よろしくありませんが、
そんな彼女の純粋で、素直な感情が、
小説を書くときに、
すらすらと
流れ出てくるのかなと
思いました。
彼女自身がどういう人なのか
そしてどういう人生を送るのか
そんな話で
11巻も面白かったです
映画になってますね°˖✧
見たいけど見たくない…
複雑な心境です(;^ω^)