おとなの発達障害…「ふつう」ってなんだろう

他の人と何かが違う。でも、何が違うの? 私、おとなの発達障害です☆☆ 

本:コンビニ人間

コンビニ人間  著 村田沙耶香

 

☺☺

 

5月は少し忙しかったな

もう少しブログ日記も書いていけたらな…(*´ω`*)

 

 

 

コンビニ人間 たまたま読みました。

 

主人公の女性は、

小さい頃から周りと違った考え方を持っています。

 

現在、30代半ばでありながら、

彼氏無し 結婚無し 子ども無し 友達そこまで無し

学生時代を卒業してから 

ずーーーーーーーーっとアルバイトでコンビニの店員さんをしています。

 

 

主人公は、世間帯、常識、見栄などを

 

あまり気にする方ではありませんでした。

 

それは、興味が無いからでしょうか。それとも、先が読めないからでしょうか。

 

 

コンビニの仕事で、品出しや、お客の入ってくる時間帯、よく売れる商品、

 

その日、どこに何を置いたら上手く効率的に仕事が出来るか がすごく得意でした。

 

単調な作業も苦なくこなせます。

 

うまく流れに乗れた時は、非常に楽しいものです。

 

これまで、なかなかスムーズに物事を運べなかった自分が、

 

たまたま始めたコンビニの仕事で褒められて

 

嬉しさから関心が高まり、仕事の内容を熟知し、完璧にこなせるようになった事に興奮していました。

そして、いつしか、それが彼女のすべてになり、趣味になりました。

 

 

具体的な話でないと、相手が何を言いたいのかはっきりわからない所があり、

 

人から欠点を指摘されても、なるほどな そういう考えもありか。と素直に受け入れ それ以上の感情をあまり持たない。

 

“独身女性の30代がずっとアルバイト” の何が良くないのかが、よくわからない。

 

自分の行動や言動で、相手がどう思うかがよくわからない。

 

でも、周りの「え?この人、どういう感じの人?変…」って言う雰囲気には、よく気づく本人。

 

子どもの頃から変わっていると見られ、大人になっても皆に近づけず、近づく方法もわからない。

 

それでも、頑張って周りに近づこうと、自分なりに考えて、人の反応やしぐさを真似て努力してみる。そうすると普通になれると思い…

 友達会にも参加してみる。何かが変わると思い…

 

でも、結局空回りな所があり…、

 

という内容………、、、

 

 

 

主人公は 発達障害入ってないですか?

 

読んでいると、

なんだか、

リアルに過去の嫌だった出来事なんかを思い出してしまい

読んでて

辛かったです(._.)

 

 

芥川賞をとった作品なんですね。

大勢の人にとっては、内容が「面白い」んでしょうか

「こんな珍しい人間もいる」という紹介でしょうか

私個人的には、少々傷つきました。

 

話はすらすら読めるので、流れは良くてそこは面白いですが、

本人と周囲の温度差をまざまざと見せつけられるような感じに、

読んでいて、

あまりいい気分にはなれませんでした。

この温度差は、言えば、日本人の特徴も指していますよね。